うちの子が希望する大学の推薦入試の出願資格の中に、
”経済産業省所管の情報処理技術者試験に合格した者”というのがあるんです。
この情報処理技術者試験ってなに?と調べたら、いくつかの試験があって、そのうち一番初心者向けなのが、ITパスポート試験ということが分かりました。
情報処理推進機構という試験実施している機関によると、大学入試で優遇を行っている大学は240校あるそうです。(2017年11月~2018年2月調べ)
希望する大学で採用されていれば、アピールポイントの1つとしてITパスポートの受験もいかがでしょうか。
ITパスポートとは
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
【ITパスポート試験】iパスとは (ipa.go.jp)
IT系の資格の中で入門的存在なので、まずはここから資格取得の勉強をはじめるといいですよね。
比較的基本的な内容なので、参考書を1冊買って学習すれば、全くの初心者からでも合格できます。
IT系学部の推薦入試を狙っている人には大変おすすめの資格です。
普通の高校生の合格率
情報系高校の生徒の合格率は28.6%で、普通系・その他に分類される生徒の合格率は34.2%です。(令和3年4月~6月情報処理技術者試験統計資料より計算しました)
全受験者の合格率がおよそ50%とされているので、全体と比べると低い合格率です。
しかし、問題は基礎的なもので、4択となっており、しっかり勉強すれば高校生でも合格は難しくないようです。
ちなみに、小・中学生は同じ資料から30.6%が合格となっています。
ITパスポート試験の勉強法
まずはざっとでいいので、参考書を最後まで読んでみる。
分野毎によく出題される過去問を解く。
解説を読んでも理解できなければ、参考書に戻る。
年度別の過去問を解いてみて、おおよその感覚をつかむ。
1000点満点の試験の60%以上で合格。
3つの分野で最低点30%をクリアする。
スマホでも過去問演習ができるサイトもあるので、利用すると便利です。
無料なのに解説も詳しく分かりやすいです。
初心者におすすめの参考書
勉強方法としては、ITパスポート試験内容が網羅された参考書をざっと読み、過去問を解くのが効率的なようです。
おすすめ参考書として、色々なサイトで紹介されている定番の3冊をご紹介します。
どの参考書を選んでも合格はできるので、フィーリングが合いそうなものを選べば大丈夫です。
参考書からざっと知識が得られたら、どんどん問題を解いていった方が効率がいいので、どれにしようか悩むよりも1冊購入して学習を始めた方がいいです。
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我が家では”栢木先生のITパスポート教室”を購入しました。
決め手は目次部分に学習予定が書き込めるところです。
なじみのない分野ですので、計画的に学習するようこれを選択しました。
”キタミ式イラストIT塾”はイラストが豊富で初心者にもとっつきやすい感じです。
ほんわかイラストが可愛いのでこちらもいいと思います。
”いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書”は30分で読み切れる分量をひとまとまりとして構成されているそうです。
用語についてもストーリーが掲載されており、分かりやすさに定評があります。
私が行った書店には置いてなかったので、選択しませんでしたが、こちらもいいなぁと思っています。
我が家のチャレンジ状況(令和3年10月現在)
今は購入した参考書を少しずつ読み進めているところです。
知らない単語ばかりでなかなか理解するのが難しいのですが、確認問題を解いてみると4択なので、結構正解となります。
娘一人だと、勉強が進まないので親子で受験するのもいいかなぁと考えてます。
ITパスポートは希望する大学で優遇措置がある場合は高校生の受験もおすすめ
ITパスポートは大学入試の時の優遇措置だけでなく、大学の授業や就職時にも役立ちます。
自分の希望する大学で入試優遇措置があるのか調べて、あるようでしたらアピールポイントの1つとして取得することをおすすめします。
時間のない高校3年生だと厳しいですが、高1高2の段階でしたら十分勉強時間の捻出が出来ます。
ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、ITパスポート以外の大学受験で使える資格・検定については下の記事からどうぞ。