公文って受験に役立つの?【幼稚園から高校まで続けている我が家の考察】

公文式ってどうなの?
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幼児の習い事ランキング的なものに水泳、英語などとランクインしてますよね。

東大生のおよそ3人に1人が公文式教室に通っていた!とか皆さん気になるところだと思います。

本当にいいの?

プリントやるだけでしょ?

そういった疑問をお持ちの方に公文通わせ歴17年の私がお答えします。

確かに公文だけでは大学受験に対応することは出来ません。

しかし、公文は大学受験に大事な基礎力を付けます。

理由は以下で紹介しますね。

目次

公文式学習法とは

公文式とは創業者の公文公さんが我が子が数学が出来るようになるために、
手作りの計算問題と自分で解き進む自習形式の学習法を用意したところからはじまっています。

年齢や学年と関係なく、楽に解けるところからはじめ、自力で学力を高めていくというコンセプトです。

非常にきめ細やかな「スモールステップ」で構成された教材により、自学自習で進むことが出来るようなっています。

公文のメリット・デメリット

ここからは我が家の経験談に基づいてご説明していきます。

長女は中学生のうちに英語最終教材、国語・数学は高校教材までで公文を卒業。

次女は現在高校1年生で国語・数学を学習中です。

公文のメリット

  1. 机に向かう習慣が身に付く
  2. 速くて正確な計算力がつく
  3. 読解力がつく
  4. 出来る子も出来ない子にも対応してる
  5. 日本全国にある

1つ1つ解説しますね

1.机に向かう習慣が身に付く

公文式は教室で行うプリント学習だけでなく、宿題として家でもプリントをやります。

枚数でいったら、教室より自宅学習がメインです。

それなら通信教育でもいいじゃんって思いませんか?

しかーし。

教室に持っていくということは、きちんとやっていないと先生に叱られるのです。

送迎時に親も先生と顔を合わせるので、わたしもちょっと気まずいです笑

週に2回通うので、自宅学習のいいペースメーカーとなり、
叱られたくないので、親子でやらなきゃって気持ちになります。

子どもが毎日机に向かうなんて普通は大変です。

でも天才じゃない限り努力しないと勉強が出来るようにはなりません。

最初は「叱られるのが嫌」からはじまったことでも、
継続すると習慣になります。

「宿題ちゃんとやったの?」って小言も言わなきゃならない頻度は下がります。

机に向かう習慣が身に付いていないと、膨大な量の勉強をしなくてはならない受験は大変です。

小さいうちに習慣づくといいですよね。

2.速くて正確な計算力がつく

公文式の特徴ってスモールステップでたくさんのプリントをこなすですよね。

特に算数は四則演算をきっちりやらされます。

たとえば13+8という問題だと、繰上りを習ったばかりでしたら、
3と8を足して、1が10の位に繰り上がって21って答えを出します。

それが公文だと、13+8という問題を何度も何度も繰り返しやり、
自然と13+8=21と暗記するレベルまでやって本当の100点となるのです。

そういったことをずっとやっていくので、速くて正確な計算が出来るようになるのです。

我が家の次女も因数分解が得意でたすき掛けとかせず、一瞬でスラスラ解けます。

「なんでそんなにすぐ分かるの?」と次女に聞くと
「なんとなく?」と意識せず解けるようになっているのです。

3.いつのまにか読書習慣がつく

公文式の国語教材は「くもんのすいせん図書」が問題文となっていることが多いです。

この「くもんのすいせん図書」が秀逸で、学年ごとに名作50冊を選定してくれてあります。

公式サイトから誰でも見ることが出来るようになっています。

なので、問題を解いて続きが気になったら、その本を読むことにしていると
読書量がどんどん増えます。

我が家では教材よりも先取りですいせん図書を読んでました。

ルールは50冊のうち20冊読んだら次の学年。

名作なのでかなりの確率で図書館にあります。

長女は小学生の間にすいせん図書を読破し、
明治の文豪が書いた文語体でも読めるようになっていました。

文語体が平気だと、古文・漢文にとっつきやすくなるのでおススメです。

4.出来る子も出来ない子にも対応してる

スモールステップ」なので、現在の学力に合わせた教材が出来るっていうのが売り文句です。

それだけじゃなくて、教材の枚数も選べるのです。

ケチな我が家は長女は幼児期は1教科20枚。

長期休暇中は30枚と先生に増やしてもらっていました。

元々長女は気分が乗ると市販のドリルを1日で1冊以上やってしまう子だったので、
すんなりでした。

そもそも最初って運筆のためのめいろだったりするので、楽しかったようです。

少しずつ難しくなり、学校の宿題との兼ね合いもあり中学教材の途中ぐらいからは5枚でした。

次女は最初から1教科10枚ずつ、現在は5枚です。

次の教材に上がるためにはテストがあるので、じっくり同じ教材を何度も解いてます。

学年を超えて進むこともなく、確実にやってます。

5.日本全国にある

地方住みだと有名な大手塾が近所にないことってあると思います。

公文は小学校区に1つあるんじゃないかってぐらいあちこちあります。

通塾時間も短く、歩いてもいける距離だったりするのはメリットですよね。

それだけじゃなく、体験で先生と相性よくないかなって時は、他の教室にすることもできます。

うちの子が行っている公文も3つぐらいの学区から来ているみたいです。

親の勤務先に近いとか、祖父母宅に近いとかで選べるので便利です。

ちなみに我が家は学校と自宅の中間地点にある、で選びました。

公文のデメリット

  1. 3教科やるとそこそこ月謝が高い
  2. 中学受験に対応していない
  3. どんどん解くから丁寧に字を書かない

1.3教科やるとそこそこ月謝が高い

1教科が約7000円ですので、3教科行うと2万円オーバーです。

1教科だと毎日20枚ずつ出来る子でも、3教科やっていたら各教科10枚が限度でしょう。

プリント量のコスパを考えると、複数教科割引きがあってもよさそうですが、ありません。

通信教材の値段と比べると分が悪いですが、大量の教材と親と学校の先生以外の大人が叱ってくれることが有難いので我が家は通わせました。

2.中学受験に対応していない

算数・数学では図形問題がなく、計算中心です。

中学受験特有の大人でも理解できないような問題は一切なく、中学生教材に進みます。

考え抜いてやっと正解を導きだすって練習は出来ません。

我が家の長女は小学6年は公文を退会し、中学受験後また入会しました。

中学受験の試験内容を網羅していないというだけで、基礎力としては大変役に立ちました。

3.どんどん解くから丁寧に字を書かない

公文生あるあるです。

プリントに学習時間を書くため、どうしても速く解きたがります。

速く解いても、字は丁寧に書けばいいのに、急いで雑に書きます。

自分との勝負が好きな長女は何度叱られても、雑に書き続けてました笑

こればっかりは本人の性格にもよるものなので、何度も注意するしかないです。

公文でも丁寧に書くよう何度も注意してくれていました。

結論 公文は受験に役立ちます

公文に通う時期って幼稚園から小学生が多いです。

その時期に毎日机に向かう習慣が身についているだけでもすごいことです。

そして圧倒的な計算力。

難解な思考問題であっても計算力は必要です。

せっかく解き方が分かっても計算ミス。

計算に時間がかかるから最後の問題にたどり着けない。

もったいないですよね。

中学受験であっても大学受験でも自分の計算に自信があるって大きな武器です。

国語教材も読解力・要約力がしっかり身に付きます。

受験は毎日机に向かって勉強する。

それが合格への第一歩です。

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