高校に入ったばかりなのに、大学のことなんか考えられないですよね。
しかし、高校1年でどんな職業に就きたいのか、その職に就くためにはなんて学部・学科を選べばいいのか親子で調べる必要があります。
なぜ早く志望校を選ぶ必要があるのか
その理由は3つ
- 文理選択は高校1年の10月ぐらいに始まる
- オープンキャンパスは夏休み
- お金のこと
それぞれ詳しく説明していきます。
文理選択は10月ぐらい
高校2年からは普通科高校では文系・理系に分かれることがほとんどだと思います。
「数学が苦手だから文系かなぁ」とか「社会とか暗記は絶対やだから理系!」
なんて決めて後悔する子がたまにいます。
うちの長女はガチガチの文系脳。
でも医者になりたかったので、苦手な数学ばかり勉強し、理系で苦労してきました。
“医者なら理系”は分かりやすいですが、漠然とサラリーマンとか、公務員になりたいからどっちでもいいんじゃなんて考えてしまうと受験時や就職時に困るかもしれません。
みんなが入りたい会社は倍率も高く、大学で何を学んで仕事にどう生かすのかをきちんとアピール出来なければ入社できないでしょう。
大学のネームバリューとかなんとなくで決めた学部で意欲的に学ぶことができるでしょうか。
大学は高校までと違い、自分で研究したいテーマを見つけ貪欲にやっていかないと、深い学びはえられません。
英語が得意だから外国語学部なんて安易に決めても、言語はただのツールです。
英語を使って自分は何が出来るのかをアピールできなければ一流企業は難しいでしょう。
なので、将来自分はどんな武器で仕事をするか、そのためにはどんな学部学科か、それがあるのはどこの大学かは調べておく必要があります。
希望の大学が見つかれば入試科目を調べ、それが文系なのか理系なのかを判断して選択しましょう。
今の成績から妥当な大学、チャレンジしたい大学、安全圏の大学を調べて全ての入試科目と推薦・AO入試はあるのかまで知っておくと安心です。
オープンキャンパスは夏休み
志望大学が決まればより詳しく知り、目標をしっかりイメージできるようにオープンキャンパスに行きましょう。
有名大学だからで憧れていた大学も古い設備でガッカリとか、
この大学興味なかったけど教授の話面白いし、研究手伝うのもいいなぁとか
実際行ってみると様々な発見があるとおもいます。
でも高校1年じゃ早すぎるんじゃ、なんて大間違い。
高校3年の夏は受験の天王山、オープンキャンパスに行っている余裕なんか無いかもしれません。
2年時にいくつかの大学を見学したいと思っても、日程がかぶったり部活や模試等の予定があって思うように行けないこともあります。
なるべく1年時に本命ぐらいは行っておくといいと思います。
大学によっては2か月前ぐらいに予約が必要なところもあり、我が家も朝6時から待機して予約をとりました。
また、国公立大学は共通テストの結果によって出願する大学を変更、なんてこともあります。
後悔なく決断できるようにきちんと見学しておきましょう。
お金のこと【奨学金?バイト?】
大学にはお金がかかります。
高校3年から本当にびっくりするぐらいお金が減っていきます。
志望校を決めることで、具体的に入学後いくらかかるのかを計算できるようになります。
ぜひお子さんと仕送りはいくらまで出来るのか、奨学金を使うのか等しっかり話し合ってください。
そして大学費用を家計から捻出することがどれだけ大変なことなのかを教えてあげてください。
何百万もかけて大学に遊びに行くのではもったいなさすぎます。
ちゃんと掛けたお金が元を取れるような大学選びをしましょう。
奨学金については年収制限があって使えないこともあります。
どんなものが利用できるのか調べましょう。
まとめ
具体的にどんな職業に就きたいのか、どんな学問を学びたいのかは早めに決めるほうがいいです。
そのためにお子さまが小さいうちから色々な体験をさせ、社会というものを学ばせましょう。
身近な人の仕事風景をみたり、いろんな業界のお給料を調べたり、株や為替の話をするのもいいと思います。
ちなみに我が家の次女は小学生の時に短期プログラミング教室がきっかけでコンピュータークラブに入ってました。
学校で情報の授業を受けたらみんなより得意だったことに気づき、
IT系を学べる大学への進学を希望しています。
いっぱいお金を稼ぎたいでも何でもいいと思います。
悔いが残らないようしっかり調べ、志望校を決めましょう。