高校・大学受験のために英語は正直苦手だけど、英検準2級合格したい。
英語は苦手だから英検の勉強って何からやったらいいか分からない。
そんな人に向けて、英検準2級のための勉強法を紹介します。
簡単に一言でいうと、
必要なのは単語力。
英検3級程度の文法が分かっていれば、単語さえ知っていれば何とかなります。
英検準2級用の英単語帳をひたすら覚えればいいだけです。
それだけじゃ心配、という方に向けて本文で勉強法を詳しくお伝えします。
もうすぐ受験日だったり、何時間も勉強するのが嫌いっていう人は勉強できる時間に限りがあります。
そこで、勉強可能時間から合格率を上げるためにやる勉強法について説明します。
最初に英検準2級について簡単な解説をしているので、ご存じの方は目次より勉強法までお進みください。
文法すっごく苦手だけど、準2級の1次合格したよ。4択だからなんとかなるんだよね。
英検準2級とは
難易度
高校中級程度とされています。
文法や単語レベルからすると高校1~2年生で習う範囲となります。
英検の公式HPによると
教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。
センター試験の問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適。
高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級(文部科学省)
各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp)
となっています。
高校1年生で河合塾や駿台模試で平均点以上取れていれば、英検対策をすればサクッと合格できるでしょう。
日程
毎年3回試験は行われており、大体の日程は決まっています。
正式な日程は日本英語検定協会のHPにてご確認ください。
一次試験 | 二次試験 | |
---|---|---|
第1回検定 | 5月 | 6月 |
第2回検定 | 10月 | 11月 |
第3回検定 | 1月 | 2月 |
試験内容
一次試験
一次試験は筆記(75分)とリスニング(25分)です。
測定技能 | 形式 | 問題数 |
---|---|---|
リーディング | 短文の語句空所補充 | 20問 |
会話文の空所補充 | 5問 | |
長文の語句空所補充 | 5問 | |
長文の内容一致選択 | 7問 | |
ライティング | 英作文 | 1問 |
リスニング | 会話の応答文選択 | 10問 |
会話の内容一致選択 | 10問 | |
文の内容一致選択 | 10問 |
満点スコアは1800点で、合格基準スコアは1322点となります。
統計的手法でスコアの算出がされているため、自分で正答数からスコアの算出は出来ません。
公式サイトによると、各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格しているとされているので、どの技能でも6割以上正答する必要があります。
二次試験
英語での約6分の個人面接です。
日常生活での話題が出題されます。
50語程度のパッセージを読む
音読した内容についての質問に答える
イラスト中の人物の行動を描写する
イラスト中の人物の状況を説明する
カードに関連した質問に答える
日常生活の身近な事柄についての質問に答える
受験まで1~2週間しか時間がない人の勉強法
今、高校2年生以上で、学校の授業をきちんと受けていれば英検対策時間が少なくても合格できます。
英語が苦手で単語も文法も自信がない人は、1冊だけでもざっと終わらせてしまいましょう。
英検3級を受けたことがあれば、英作文も同じような流れで書けば大丈夫です。
英作文を書いたことがなければ、しっかり基本構成を覚えて試験に臨みましょう。
単語から文法、ライティング・リスニング対策までが1冊にまとまっています。
学研の「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは見開きの左ページが解説で、右ページが練習問題となっているので、これ1冊だけで理解することが出来ます。
終わった後、時間があれば単語学習にあてましょう。
単語集はでる順パス単がおすすめですが、勉強できる時間も少ないので、学校などで配られた家にあるものを使えばいいです。
英検受験まで1か月未満しかない人の勉強法
受験まで1~2週間しかない人用でおすすめしたような参考書を1冊ざっとやってみましょう。
文法については軽く理解する程度でもいいです。
英作文については練習問題でスラスラ英文が書けた人はいいですが、書けなかった人は英作文の基本構成をしっかり暗記しましょう。
英作文の基本構成
上の基本構成に従って、50~60語で作成しましょう。
英作文の時は、中学英語の文法でいいので、減点が少なくなるように書くのがポイントです。
残りの時間は、とにかく単語学習に時間を使いましょう。
でる順パス単は英検に出やすい順になっているので、時間がある限り前から覚えていくといいです。
音声のダウンロードも出来るので、書いて読んで聞いて、必死に覚えて下さい。
リーディングの問題は単語さえ知っていれば解ける問題が多いです。
英検受験まで1か月以上ある人の勉強法
まずは過去問を1回分解いてみましょう。
英検の公式サイトに過去3回分の問題がアップされています。
一度解いてみて、自分に何が足りないのかを分析しましょう。
単語力が足りない、英作文が書けない、長文読解が苦手、リスニングが出来ないなど分かるはずです。
どれも全然できなかった人は単語力が足りていないので、単語を必死に覚えて下さい。
英作文は過去問や参考書の例文を使って、基本構成に従って何度も書いてみるといいです。
出来れば、学校の英語の先生とか英語が出来る人に添削を頼みましょう。
長文読解が苦手な人は英文を読むことに慣れていないので、洋書の多読がおすすめです。
とはいっても限られた時間しかない中、多読は大変かと思うのでZ会の速読英単語が手っ取り早いです。
英語が苦手でも英検に合格するには
2016年の改正から各技能の配点が同じなので、バランスよく学ぶことが必要です。
ライティングは基本構成さえ覚えて、単語・文法はミスすることがないように書いていけば大丈夫です。
リーディング・リスニングは単語さえ知っていれば解ける問題がほとんどなので、とにかく単語学習に時間を使ってください。