部活があるから勉強時間がとれない。
地方だから予備校がない。
家で勉強したいけど、何から手をつけていいか分からない。
そんな方の「通信教育だったら、どれがいいの?」というお悩みに答えていきます。
この記事では費用や受講スタイル、大学合格実績・教材内容の比較により2大通信教育会社のどちらを選ぶべきかが分かります。
我が家には国立医学部現役合格で高校時代偏差値70台の長女と、現在高校生で偏差値40台の次女がおり、Z会と進研ゼミの両方経験があります。
実際の体験談に基づいて、徹底比較していきます。
費用
1教科あたりの受講費 | 3教科での受講費 | 5教科での受講費 | |
---|---|---|---|
Z会(ipadスタイル) | 4,295円 | 11,885円 | 20,475円 |
進研ゼミ | 10,860円 | 12,800円 | 14,290円 |
12か月一括払いでZ会は15%オフ、進研ゼミは約12%オフです。
進研ゼミはまとめて受講時の値引きが大きいので、5教科以上受講の場合はZ会よりお得になっていきます。
が、費用はもちろん気になる点ではありますが、それよりも自分に向いているかどうかで決める方が大事です。
受講スタイル
Z会
問題演習を行いながら、どのように解くのかを映像授業で確認。
スマホで学校の予習・復習や定期テスト対策。(1講座でも受講していれば、英数国利用可。)
記述式の応用問題を解き、添削指導。
といった感じで、映像+テキストで理解を深め、添削問題で応用力・記述力を鍛えるという学習スタイルになっています。
タブレットコースは添削問題などの教材はアプリ配信となり、答案の提出・間違えた問題のストックがアプリ上で行えます。
テキストスタイルは教材はすべて紙で届けられますが、映像授業もみることができます。
テキストコースの方が紙の教材の分、1教科で千円ほど高くなっています。
進研ゼミ
スマホのアプリで予習ができ、テキストを使ってじっくり学習。
苦手なところやテスト前に確認したいところは、映像講義をスマホで確認。
といった感じに映像+実際にテキストを解いて理解を定着させるという学習スタイルです。
また、スマホを使って分からないところは質問できるので安心です。
定期テスト予想問題集もあり、学校のテスト対策もバッチリです。
合格者実績比較
東大・京大をはじめとする難関大学においてはZ会の圧勝となっています。
けっして進研ゼミが劣っているわけではなくて、国公立・私立大学たくさんの合格者がいます。
昔からZ会は添削問題が難しく、難関大学むけというイメージがあり、いわゆる上位層はZ会を選択することが多いため、このような数字となっています。
ですので、難関大学の合格者数だけで比較するとZ会になりますが、受講者層が異なっているため一概に比較はできません。
教材内容
どちらも映像授業や教材の開発には力を入れており、そういったものの比較は本人の好みの問題もあるので、資料請求や公式ホームページを参考にしてほしいです。
1番の違いは、頭のいい子が苦労しながらやっと解ける添削問題があるかどうかです。
勉強意欲、チャレンジ精神のある子でしたら、難問に取り組み解ける達成感を味わえると思います。
勉強習慣がない、まずは基礎から固めたい段階ですと、問題を見ただけで挫折してしまうかもしれません。
結論 高校生のZ会と進研ゼミはどちらを選ぶべきか
志望大学が早慶上智・旧帝大でしたらZ会、それ以外は進研ゼミがおすすめです。
なぜなら、難関大学の入試問題は独学での対策は困難で、入試問題レベルの記述問題を丁寧に添削してもらい学習を積み重ねる必要があるからです。
Z会の添削問題は心が折れそうになる難問が揃っているので、取り組みにくいですが、その分実力はつきます。
ただ、勉強習慣がまだない、部活などで忙しく、じっくり学習する時間がない場合ですと、基礎から丁寧で直感的に分かりやすい進研ゼミのほうがいいです。
塾・予備校と違い通信教育は自ら取り組む必要があり、継続するには学習を習慣化していかなくてはなりません。
習慣化できるまでは、ハードルが低い方が負担が少ないため続けやすいです。
志望大学が難関大であってもZ会をやりきる自信がなければ、高1高2の間は進研ゼミのほうがいいかもしれません。
添削問題をためるだけで、やらないのであれば、取り組みやすい進研ゼミでしっかり学習した方が学力向上できます。
どちらも簡単に資料請求できるので、しっかり比較検討してください。