天才は生まれついての優れた才能を持った人。
では秀才は?
秀才とは努力をして得た、優れた学術的能力を持つ人です。
天才は生まれた時にすでに持っている能力だから、後天的にはなれません。
でも秀才なら努力次第でなれるってことです。
その子の性格・特性、環境にも左右されますが、なれるならなりたいですよね?
早期教育したけど、「もっと出来る子がいっぱいいる、これで大丈夫かなぁ」
なんて不安ありませんか?
出来る子達は天才と思って、天才と一般人を比較することはやめましょう。
一般人に出来るのは、コツコツ机に向かい、学生時代は勉強し続けるだけです。
我が家もいっぱい悩んで試行錯誤してきました。
その結果から導きだされた考察をご紹介します。
我が家では長女💮次女✖です。
成功率5割。
特性・性格によっては難しく、ごく普通の子向けのお話となります。
秀才児の作り方
弛まず倦まず、こつこつ勉強し続ける。
それだけです。
学問に王道はなし。
どんなに良い教材やメソッドがあろうと、
パソコンのように買ってきてインストールして賢くなるわけじゃありません。
どの教材も読んで、手を動かして、声に出して必死に覚えるしかないのです。
えーそんなの当たり前、
ブログ読んだ意味ないじゃんって思いましたか?
以下で詳しく、どうしたら出来るようになるかをお伝えしていきます。
どうして子どもはコツコツ勉強し続けられないのか
それではなぜ勉強を継続できないのか、大きく5つあげてみました。
- 目標が自分のものに出来ていない
- 勉強が習慣化していない
- 自己肯定感が低い
- 勉強以外のことに夢中になる
- 反抗期を親子とも受け入れられない
1.目標が自分のものに出来ていない
目標があって、実現したい!という気持ちがなければ勉強なんて続きません。
親が心の中でこの子は東大に行けるぐらいになって欲しいと思うのは自由です。
でも、それが子どもにとっての具体的な目標となるでしょうか?
目に見える小さな目標でなければ、努力し続けられないでしょう。
2.勉強が習慣化していない
習慣化していないことを毎日やり続けるのは苦痛です。
小さいうちはママ大好きなので、言うことを聞いてくれます。
最初は言われたからやっていたことでも、
やらざるを得ない環境なら習慣化されていきます。
親の言うことを聞いてくれるうちに習慣化されていないと、
「勉強しなさい」→「うっせぇわ」となります。
3.自己肯定感が低い
自分にそんなこと出来るはずがないって決めつける思考タイプの子いませんか。
否定的な思考から入ると、目標にむかって努力する意欲はなくなります。
また、自己肯定感が低いと周囲に流されやすくなります。
色々な誘惑もあるし、他人から傷つけられることもある中高時代を
心身ともに健やかに乗り切るのは自己肯定感が低いと難しいでしょう。
4.勉強以外のことに夢中になる
SNSやゲーム、友だち付き合いに恋愛と誘惑はいっぱいです。
過度に制限しすぎると、その反動からハマり過ぎる人っていますよね。
小さいうちはいいんです。
親が制限したことを守るしか子どもの選択肢がないから。
親の言うことを聞かなくなる中学生以降にその反動が来たら
勉強どころじゃないですよね。
5.反抗期を親子とも受け入れられない
第二次反抗期ってホント親子でイライラの毎日です。
あんなに可愛かった我が子がいっつもそっけない態度で、
ちょっと注意すると逆ギレ。
子どもも本当は周囲の人を傷つけたくないのに、
ホルモンバランスの乱れで、ついイライラ反抗的な態度をとってしまう。
反抗期って大変だけど、子どもが親離れして成長する大事な時期。
ここで親が寛容な心で許容してあげないと、
わざわざ悪さするものです。
じゃあどうやって秀才児にするのか
上記の5つに気を付ければいいだけです。
1.目標を目に見える、短期間で達成可能なものにする
親が東大に行ってほしいと思っていたとします。
でも子どもにとって十数年後のことなんて想像もつかない世界です。
東大に行ける子にするのは高校生になった時に東大に行きたくなったら頑張れば行ける、
ぐらいのレベルをその各成長段階で保ち続けるってことです。
けっして中学受験して御三家レベルに入って、
鉄緑会に入れろってことじゃありません。
都心部ではそれが東大への王道みたいな感じですけど、
地方の公立からでも東大は行けるのです。
長女は小学生の時、週6の通塾で頑張って勉強したけど、
御三家は遥かかなたのレベルでした。
それでも高校生の時の模試結果は東大文系ならA判定レベルです。
簡単に言うと、高校生になった時に頑張れば東大に入れるという下地を作っておくということです。
もし、子どもを東大に入れるって決めたのだったら、
ぜひ東大の2次試験問題を見てください。
これをうちの子が高校3年時に解けるようにするには、
どんな力が必要かを考えましょう。
それを念頭に置いて発達段階に合わせた目標を積み重ねましょう。
まずは毎日机に座るって目標だったり、1週間に1冊読むとかの目標を目指しましょう。
小さい子が自分で目標なんて立てられませんから、大人がうまく誘導してください。
誘導するけど、子どもの意思は尊重しつつ、子どもの納得がいく目標にしてください。
シールだったりスタンプといったものを利用し、褒めたりおだてたり頑張ってください。
「長女ちゃん、どうしてそんなに勉強出来るの?」とよく聞かれます。
本人の頑張りが一番ですけど、小学生までは親の努力が大きいです。
様々な葛藤の中、𠮟咤激励し適切な教材を与え続けるって
金銭面も時間の捻出も大変なことでした。
計算と読書、英語学習を小学生のうちにガッツリやっておくと、中高でぐんぐん成績が伸びていきます。
小学生までと違って、中学生は忙しいです。
遊び感覚でちょっと頑張っておくと、何もしなかった子に比べて差がつきます。
スモールステップで頑張ってください。
2.学習を習慣化する
毎日の入浴や歯磨きのように、勉強をすることが普通となるようにしましょう。
小さい頃は親の言うことを聞いてくれるので、10分勉強したらオヤツとか
勉強したらゲームしてもいいよ、みたいにして習慣化しましょう。
最初は一人でやらせないで下さい。
勉強のサポートしたり、大人も勉強する姿を見せましょう。
そして勉強って嫌なことじゃないんだ、やらなきゃいけないことなんだって
雰囲気を作りましょう。
うちは旦那がTOEICの勉強してたり、
私が看護の勉強をしたりしてました。
「大人で仕事もあるのに可哀想だね」
って娘から同情されてました。
最初は読書からのスタートがおすすめです。
小さいうちは読み聞かせから始めましょう。
読書が苦手だと、学習習慣を身に付けることが難しくなります。
親子で読書を楽しみましょう。
3.自己肯定感を高める
いっぱい褒めて愛しましょう。
ただ闇雲に褒めるのではなく、その子の頑張りについて他者と比べることなく褒めてあげましょう。
いつも親から見てもらえている、認めてもらえる、愛されているという実感が
自己肯定感を作る第一歩です。
さらっと書いたけど、ここが一番重要です。
つらく長い受験勉強を健やかに乗り切るには、
自己肯定感がポイントです。
小さい頃から国語・英語・算数の勉強をコツコツやっていれば、中学生になった時には勉強が得意になっているはず。
頑張ればできる、人よりも得意なことがあるということが自信となっていきます。
4.目標を見失わない
勉強以外の楽しいことたちを全否定するわけではありません。
要はバランスだと思います。
自分の目標がしっかりしていれば、自分は今何をするべきかが分かるはずです。
その中で余暇に割ける時間を考え、行動できているのであれば問題ないでしょう。
うちの子は3年まで部活が忙しく、
家での学習時間の確保は難しかったみたいです。
その代わり学校の授業を全集中で受けてました。
先生の雑談までメモしてある完璧なノートを見て驚きでした笑
時間って作るもんなんだなぁと我が子に教えられました。
目標がなんの目的のためにあるかを理解させましょう。
目的と目標は違います。
5.反抗期を受け止めてあげる
子育てしててあんな地獄のような時期が訪れるなんて
昔は想像もできませんでした。
赤ちゃんの夜泣きや魔の2歳児とか大変な頃ありましたけど、
その頃ほうが100倍マシです。
うちは女の子だし、割とおとなしい方なのに毎日ムカつきました。
ろくに返事もしないのに、何かあると全て親のせい。
ちょっと意見すれば逆ギレ。
親の忍耐力を試されます。
でもそこで子どもとバトルしてもいいことなんてありません。
子どもの成長段階の1つとして少し距離をおいて見守りましょう。
「こんなに大きくなったのに親の愛を確かめてるな、このママ好きめ」
ぐらいに思ってないと親子で消耗するだけです。
ぶん殴りたい日々ですけど、我慢です。
自己肯定感がきちんと育った子は目標を見失わず、やることはやってくれています。
子どもを信じて見守って下さい。
まとめ
秀才児を作るには、努力し続けれる子にするってことです。
ゴールは18歳の大学受験。
この長丁場を「ウサギとカメ」のカメのように学習を続けた人が秀才になれます。
無理せず気楽にやっていかないと、無事ゴールまでたどり着けません。
愛情たっぷりで、心と頭の成長を応援しましょう。
遊びも勉強もバランスよくが大事です。
親の努力が大事です。
口出しできるのは小学生まで。
自己肯定感が強い子は自分を見失うことないから
見守りに切り替えましょう。
小学生までに勉強習慣をしっかり身に付けさせる。
ここが大事です。
私はずぼらな面倒くさがりなんで、ゆるーく気楽がモットーです。
東大理3に兄弟みんな入れたお母さんのようには頑張れないです。
勉強はさせるけど、子どもの心を守るを第一にやってきました。